電気も勢いがなくなる

とあるラーメン店の看板です。
この看板は、片面に照明を2台づつ両面で、4台で照らしています。
しかし、営業中照明をたくさん点灯させる(たくさん電気を使う)と片面1灯づつ消えてしまうので、どうにかならないのかと依頼を受けました。
沢山点灯させれないので、駐車場の照明も付けていないとのこと!
お店の休みの日に、現場を調べて原因を調べました。
原因は、専門用語でいうと「電圧降下」でした。
簡単に説明しますと、電気を扱うときに「電圧」と「電流」というものがあります。
水道に例えると、電圧は水圧...水を送り出す力・圧力で、電流は水流...水の流れです。
電線に電気を流す・電流を流すための圧力が電圧なんです。
しかし、その圧力が弱くなることがあるのです。
水道の蛇口ではフツーに水が出てても、すごく長いホースだと出口では水の勢い(水圧)は弱まりますね!?
それと同じことが電気でも起きるのです。
それが今回の事例でした。
この看板の照明の電圧を分電盤のブレーカーのところで測定すると約102Vあったのですが、看板の照明のところではなんと約90Vでした。
この電圧降下は、電線の太さを太くすることで対処でき、計算によって必要な太さを求めることができます。現状は、普通の建物の中で使う程度の太さの電線でした。建物の内部では問題なくても、建物から離れた沢山電気が流れる照明には細すぎます!!
早速必要な太さを計算し、新規に分電盤から配線をやり直しました。
結果、明るい駐車場・看板になりました!!
やっぱりお店は、明るいほうが活気があるような気がしてイイですね (*^-゚)v
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